北陸兼喜会青年部 × 新潟青年部 合同例会 / 2026年10月2日(金)
西日本兼喜会青年部交流会
2026年度のご報告と、
2027年度のご案内
2027年度は、北陸(石川)が主管です。
2027年8月26日(木)〜27日(金) 能登復興視察プログラム
北陸兼喜会青年部 部長 鍛治 渉
本日、この時間でお伝えすること
3つです。
01
豊島(てしま)で、何を見てきたか
2026年度の交流会は、四国兼喜会青年部の主管で 8月21日(金)に開催されました。北陸からは6名が参加しています。
02
2027年度は、北陸(石川)が主管です
バトンは、8月21日の懇親会の席で受け取りました。次は、私たちが迎える側になります。
03
日程の確保を、お願いします
2027年8月26日(木)〜27日(金)の1泊2日。まずは、手帳とカレンダーに入れていただきたいのです。
この交流会が目指すもの ― 会員相互の学びと成長/課題意識の共有/清水建設様とのさらなるパートナーシップの構築
01 2026年度 西日本兼喜会青年部交流会
四国主管・豊島。5地区の青年部と、清水建設様が集まりました。
- 主管
- 四国兼喜会青年部(青年部長 窪田 博年 様)
- 開催日
- 2026年8月21日(金)
- 視察先
- 豊島(てしま)産業廃棄物不法投棄現場 および 資料館
12:45〜14:45・バスにて見学
- 集合
- 高松港 10:30 発 / 宇野港 11:30 発(いずれもフェリー)
- 懇親会
- マリンパレスさぬき 2階 屋島 18:00〜20:00
- 参加費
- 13,700円(高松港発)/ 13,030円(宇野港発) ※宿泊は各自精算
出典:四国兼喜会青年部長 窪田博年「(最終版)西日本兼喜会青年部交流会のご案内について」2026年8月7日付/「西日本兼喜会青年部交流会参加者名簿」2026年8月6日現在
40名
参加総数
青年部30名+清水建設㈱7名+ご来賓3名
5地区
青年部
四国13・近畿6・北陸6・九州3・広島2
7名
清水建設㈱
四国・関西・広島・九州・北陸の各支店より
01 当日の行程
船で渡り、島でバスに乗り換え、2時間。夕方には全員が同じ席につきました。
- 10:30高松港 集合(10:45 発・㈱豊島フェリー)
- 11:30宇野港 集合(12:00 発・小豆島豊島フェリー㈱)
- 12:45–14:45豊島 産業廃棄物不法投棄現場 および 資料館 見学(バス)
- 14:45–15:10豊島 家浦港 着 → 発(フェリー)
- 16:00高松港 着 → ホテルへ
- 18:00–20:00懇親会(マリンパレスさぬき 2階 屋島)
見学は、正味 2時間。
その2時間のために、5地区が船に乗って集まりました。
出典:同上(2026年8月7日付 最終ご案内)
01 豊島(てしま)で、何が起きたか
戦後最大級と言われる、産業廃棄物の不法投棄事件です。
1975(昭和50)年 12月
豊島総合観光開発㈱が、産業廃棄物処理業の許可を申し出る。住民は強く反対
1978(昭和53)年 2月
香川県が、同社に産業廃棄物処理業の許可を交付
昭和50年代後半〜1990年
シュレッダーダスト(廃プラスチック類等)・廃油・汚泥などを大量に搬入し、野焼きを続ける
1990(平成2)年 11月
兵庫県警察が、廃棄物処理法違反の容疑で処分地を強制捜査
1991(平成3)年 7月
神戸地裁姫路支部判決。法人に罰金50万円、経営者に懲役10月(執行猶予5年)
1993(平成5)年 11月
豊島住民 438人 が、撤去と損害賠償を求めて公害調停を申請(香川県ほか26者が相手方)
2000(平成12)年 6月6日
公害調停が成立。知事が謝罪し、原状回復に合意
2017(平成29)年 3月28日
豊島からの廃棄物等の搬出が完了
2017(平成29)年 6月12日
直島での処理が完了。処理した廃棄物等は 約91万2千トン
出典:香川県「豊島問題の経緯(1)発端から公害調停の申請まで」/同「調停条項(平成12年6月6日)」/同「豊島廃棄物等搬出完了の知事コメント(平成29年3月28日)」/同「豊島廃棄物等処理完了に伴う知事コメント(平成29年6月12日)」(いずれも2026年8月26日 閲覧)
01 現場に立つ
いま、そこには草が生えています。
1975年に始まった話です。投棄された廃棄物の処理が終わったのは 2017年。42年かかりました。
写真で見るのと、風の匂いのする場所に立つのとでは、この 42年 の長さの伝わり方がまったく違いました。
写真:2026年8月21日 豊島 処分地跡(北陸兼喜会青年部 撮影)
01 資料館で見たもの
当時のものが、片づけられずに、そのまま置いてありました。
実物の産業廃棄物。掘り出された層が、そのまま展示されています。
「県はだました 責任をとれ!」廃棄物対策豊島住民会議の横断幕。
処分地の空撮。展示パネル「産廃の『傷痕』」2018年1月11日/朝日新聞・池田 良 氏 撮影。
島の子どもたちの絵。「環境問題は自分の人生の宿題」と書き添えられていました。
写真:2026年8月21日 豊島のこころ資料館(北陸兼喜会青年部 撮影)。3枚目は館内展示パネルを撮影したものです。
01 持ち帰った学び
4つ、持ち帰りました。
01
「終わった話」ではなかった
撤去が終わったのは2017年。横断幕も、子どもたちの絵も、そのまま残っています。歴史ではなく、地続きの話でした。
02
止めたのは、そこに住む人だった
1993年、住民438人が調停を申請。行政でも企業でもなく、住んでいる人が動き、7年かけて知事の謝罪まで持っていきました。
03
私たちの仕事は「あと始末」まで
建設業は、必ず廃棄物を出します。マニフェストや処理委託先の確認は書類仕事ではなく、あの現場とつながっていました。
04
同じものを見た後は、話が深くなる
5地区と清水建設様が同じ現場に立ちました。そのあとの懇親会は、名刺交換だけの会とは中身が違いました。
交流会の値打ちは、行った先の珍しさではなく、同じものを、同じ日に、一緒に見ることにありました。
処分地跡で説明を受ける参加者。
2026年8月21日・豊島
01 懇親会 ― そして、バトン
中締めは「次期開催予定地」として、北陸が務めました。
マリンパレスさぬき 2階 屋島/2026年8月21日
- ご来賓
- 清水建設㈱ 執行役員 四国支店長 様/四国兼喜会 会長 様。乾杯は 清水建設㈱ 副支店長 様
- 各青年部紹介
- 四国 → 九州 → 広島 → 近畿 → 北陸
清水建設㈱ 調達部の皆様にも、ご一緒にご登壇いただきました
- 中締め
- 「次期開催予定地」として、北陸兼喜会青年部長が登壇
出典:「西日本兼喜会青年部交流会懇親会次第」2026年8月21日/四国兼喜会青年部
つまり、バトンは、あの晩すでに渡っています。
ここから先は、私たちが迎える側の話です。
02 2027年度
主管は、北陸兼喜会青年部です。
私たちは、参加する側から、迎える側になります。
→
2027 北陸主管
25名
受け入れる側として(計画人数・会員40名)
行き先を決めるのは、私たち
四国が豊島を選んだように、北陸が何を見せるかを決めます。
他地区の学びを設計する
九州・広島・近畿・四国の皆さんが、何を持ち帰るか。そこまでが主管の仕事です。
清水建設様と、一緒に作る
基調講話・現場のご案内をお願いしたく、すでにご相談を始めています。
人数の出典:北陸=「2026青年部名簿」(北陸兼喜会青年部・会員40名/石川20・富山9・福井8・新潟2・上越1)。25名は、欠席で席や部屋が余る形を避けるための計画値です
02 テーマ「温故創新」
四国の「豊島」に対して、北陸が差し出せるのは「能登」です。
地域が背負った社会課題の現場に立って学ぶ ― 四国兼喜会青年部が示してくださったこの設計思想を、そのまま受け継ぎます。
学びのテーマは2つ。地方におけるこれからの建設業の在り方と、担い手確保の重要性です。
01
過疎地域が被災すると、何が起きるか
人口減少が進んでいたエリアが被災しました。担い手が少ない地域で、誰が復旧を担うのか。数字ではなく、集落の景色として見ていただきます。
02
大動脈が寸断されるということ
のと里山海道が寸断され、復旧作業そのものに時間を要しました。道が絶たれると、人も資材も重機も入れない。実際にこの道を通って能登へ入ります。
03
いま、復興に立ち向かう姿
清水建設様が取り組まれるインフラ復旧の現場を見学させていただき(ご協力を依頼中)、そこで働く方々のお話を伺います。ECI方式など、災害復旧の新しい進め方も現場で学びます。
のと里山海道 横田ICの応急復旧。本線・ICランプが大規模に崩壊しました。
能登大橋付近の盛土復旧。橋台背面の大規模崩壊を、軽量盛土と鋼管杭で復旧。
2026年7・8月の工事進捗。発災から2年7か月、いまも工事は続いています。
写真の出典:国土交通省 北陸地方整備局 金沢河川国道事務所「E41 能越自動車道・のと里山海道 災害復旧」掲載の広報資料より、該当する写真部分を抜粋。政府標準利用規約(第2.0版)に基づき出典を明示して掲載しています
02 なぜ、いま能登なのか
報道が伝えなくなったあとも、現場では工事が続いています。
2024年1月1日
能登半島地震。のと里山海道・能越自動車道が被災し、能登への交通が絶たれる
2024年7月17日 12時
能登大橋付近を除く全区間で対面通行が可能に(発災から約6か月半)
2026年8月 現在
いまも工事は続いています(発災から2年7か月)
出典:国土交通省 北陸地方整備局 金沢河川国道事務所「E41 能越自動車道・のと里山海道 災害復旧」「復旧の状況」(2026年8月25日 閲覧)
そして、二度目が来ました。
2024年9月21日、奥能登豪雨。地震からの復旧途上にあったインフラが、各所で再び被災しています。
出典:石川県「令和6年(2024年)奥能登豪雨に関する情報」
現在は 国による権限代行 で復旧が進められています。
能越自動車道〈石川県管理区間〉延長 約38km。平時にはない枠組みが、いま能登で動いています。
「復興したのだろう」と「まだ工事をしている」の間にある距離。
これは、現地に立たなければ分かりません。
03 本日いちばんのお願い
日程を、押さえてください。
2027年8/26(木) – 8/27(金)
1泊2日 / 石川・金沢 起点 / 能登復興視察プログラム
お盆明けの翌週の木・金です。遠方の方も、前日移動なしで初日の午後に合流できる設定にしています。
28日(土)以降は、各自のエクスカーションとしてお楽しみください。宿泊の一括手配は8月26日の1泊のみ、延泊はご希望の方が各自でお申し込みいただく形でご相談します。
★ この日程は、仮押さえのお願いです。
正式決定は、清水建設様の現場のご都合を最優先に確定いたします。変更の可能性を含んだうえで、まずはこの2日間を空けておいていただきたい、というお願いです。
新潟・上越の皆様とも、ぜひご一緒できればと考えております。
参加のかたちについては、あらためてご相談させてください。
2026年は、正式プログラムの翌日にそれぞれで金刀比羅宮と讃岐うどんへ。2027年も、28日(土)以降はこの形です。
03 規模と行程(案)
計画52名。バスは大型2台。中心は2日目の能登です。
52名
計画人数(手配の基準)
西日本各地区17+北陸25+清水建設様7+ご来賓3
67名
上限
北陸が会員40名 全員出席となった場合
2台
貸切バス(大型)
52名でも67名でも2台が必要です
1日目 8月26日(木) 金沢 ― 集まる
- 15:00金沢駅 集合・受付/ホテル チェックイン
- 16:00開会/各地区 活動報告
- 16:45基調講話「能登復興のこれまでとこれから」(清水建設様にご依頼したい)
- 17:45グループワーク①「明日、何を見に行くのか」
- 18:30懇親会(金沢市内)〜20:30/金沢泊
2日目 8月27日(金) 能登 ― 現場に立つ
- 8:00ホテル発(貸切バス 2台)/のと里山海道を北上
- 9:30七尾・穴水エリア 沿道からの復旧状況
- 11:30輪島・珠洲方面 被災市街地・地域の方のお話
- 14:00インフラ復旧現場の見学(清水建設様ご協力・安全管理のもと)
- 17:30金沢着/各地区への「持ち帰り宣言」
- 18:00閉会・解散
時刻・訪問先はいずれも案です。清水建設様および㈱JTB様とのご相談により確定いたします。出典:企画書「2027年度 兼喜会青年部 西日本地区交流会 in 石川/能登復興視察プログラム」(2026年8月25日・北陸兼喜会青年部)
03 清水建設様と、ご一緒したいこと
大人数の現場視察は、この1回に集約いたします。
- 基調講話
- 「能登復興のこれまでとこれから」(1日目・金沢/ご依頼したい)
- 車中でのご説明
- のと里山海道を北上する 8:00〜9:30 の区間。移動時間そのものを教材にしたいと考えています
- 現場見学
- インフラ復旧の現場(安全管理のもと・ご協力を依頼中)。ECI方式など、災害復旧の新しい進め方を現場で学びます
- 受け入れのご負担
- バス1台・30名規模の視察を年に2回行うのは、受け入れ側のご負担が大きい。2026年度に予定していた能登ツアーは、本交流会に統合します
出典:2026年8月19日 清水建設株式会社 調達部 × 北陸兼喜会青年部 打合せ議事録(議題2 決定事項)
この交流会の目的の3つ目
清水建設様とのさらなるパートナーシップの構築。
2026年度の懇親会でも、清水建設様には各青年部の紹介にご一緒にご登壇いただきました。
現場を一緒に歩き、同じものを見る時間を、2027年はもっと長く取りたいと考えています。
2026年8月・香川
本日のお願い
3つ、お願いします。
01
日程を入れてください
2027年8月26日(木)〜27日(金)。この場で、手帳とスマホのカレンダーに入れていただけると確実です。
02
自社・地区にお伝えください
「来年は北陸が主管」。社内の予定と、地区の年間行事に先に置いていただけると、動きやすくなります。
03
見たいものを教えてください
「能登で、これを見たい」「この話を聞きたい」。役員までお寄せください。主管の中身は、これから一緒に作ります。
2026年度の交流会を運営してくださった四国兼喜会青年部の皆様、
ご臨席・ご参加いただいた清水建設株式会社の皆様に、あらためて御礼申し上げます。
一年後、能登でお会いしましょう。